各国の空港は、その国でも最新鋭のハイテクを整えて外国から旅してくる旅行者を迎えようと努めているので、空港の様子だけを見ていると現実が分かりにくいのですが、一般の人達が生活する町の様子、中小企業のオフィスの様子などを見る機会があると、その国での情報コンピュータ管理の方法と発展度というのは次第に把握できてくると思います。
コンピュータによる情報管理がそれほど発展していない国では、例えば、警察署での犯罪情報管理なども大変大ざっぱで、人間の手により処理されているケースが多いのです。そういう状況で最も手っ取り早い犯罪方法は、ナショナルフラッグという信用を背中に背負い、職権を大いに乱用した、警察官を始めとする公職オフィサーによる旅行者への犯罪です。
日本では特に、警察官を始めとする公職オフィサーは最も「堅い仕事」の一つであると考えられ、一般市民に害のある行動を取るとは全く考えていないため、外国の公職オフィサーも日本のオフィサーと同じような考えを持って仕事に取り組んでいると思い込んでいます。その思い込みにより、公職に就いてる悪徳仕事人の手口にたいへんひっかかり易いのです。
こういう言い方をすると、責任感にあふれた、正直者で高潔なオフィサーもたくさんいるので、そういう方にはとても失礼な言い方かもしれません。ですが、海外旅行においては、警察官などの公的オフィサーに接する機会を増やせば増やすほど、自分が何らかのアクシデントに巻き込まれる可能性は高まると考えても、決して行きすぎた考えではないのです。